水なすの郷土料理 じゃこごうこ

水なすの古漬けと大阪湾の新鮮海老を炊き合したもの・・不思議に絶妙の旨さが引き出される・・昔からある泉州の郷土料理で、知る人ぞ知るうわさの逸品!
水なすの古漬け(一カ月以上漬け込まれて茶褐色に変色し、激塩辛になっているもの)を使う。海老は、大阪湾のトレトレ新鮮なもの。クルマ海老の仲間です。大きさは2、3センチから10センチ程度。
名前の由来は、お漬物→香のもの→香香(こうこう)→ていねいな女房詞の「お」がついて→おこうこう→「海老じゃこ」と「水なすのおこうこう」がひとつになって→「じゃこごうこ」
温かいご飯、お酒(焼酎・ビール・ワイン)にピッタリ!
夏の食の進まない時、これがあれば何故か食欲がわく・・
「郷土料理は、郷土の”歴史”を語ります」・・”旨い”という理由だけで受け継がれたのではありません。背景があります。ここ泉州では豊作で獲れ過ぎた時、糠(ぬか)漬けにしてそのまま”どぼ漬け”(古漬け)で放って置いた。これは金のかからない保存法だった。そして大阪湾の海老じゃこが大漁でタダ同然の日、放って置いた”どぼ漬け”は”タダ同然のじゃこ”と同じ鍋で炊かれた(煮込まれた)。醤油とわずかな砂糖でも充分美味だった。じゃこごうこは”お金を使わなくてすむ料理”だったのです・・昔の厳しい時代を生き抜く知恵として受け継がれてきた。
最近はあまり食されなくなった郷土料理で残念です・・糠(ぬか)床を持たない家庭が多くなったからです。
昔の素朴な味が、今なお現代人の舌にピッタシ!
是非とも将来に引き継いでいきたい大阪泉州の郷土料理―日本の味です。
水なすにご興味のある方に、お召し上がりいただきたいものです。













